国立スポーツ科学センター

国立スポーツ科学センター

国立スポーツ科学センター>という所をご存知でしょうか?

泪橋空手倶楽部のある台東区の三ノ輪よりさらに上の北区にその施設は存在します。国立スポーツ科学センターに併設してナショナルトレーニングセンターと長期滞在できる宿泊施設もあわせて総額600億円以上投入されて建設された施設です。

その名のとおり、国立のスポーツ科学の研究施設でスポーツや運動に関する科学・医学の研究が行われ、特に五輪競技のトレーニング施設があり、体操、卓球他いくつかの競技では全国から素質のあるジュニア選手をここに集めて生活させ将来の”五輪選手”としてエリート育成しています。学校もすぐ近くにあります。

以前日本体育協会の視察会に泊まりがけて参加したことがあります。屋内のトラックにはカメラはもちろん地面下の反力センサーとか移動カメラとか、プールの底から壁面がガラスになっていて泳いでいる選手を上から横から下から映像分析とか、各競技のバイオメカニクス研究なども行われています。ウエイトリフティングのトレーニングルームは騒音がひどくて使えないとか何百億円かけてこのザマかっ、と思いましたが今は改善されてると思います。センター内の各所に製氷機が設置されていたりします。

全日本チームなどトップレベルの選手はここに集まり、フィジカルチェックやトレーニングや食事、メンタル指導など受け、ようするにリアルロッキー4の世界がここにはあります。ロッキー4なんて知らんか。ロッキー4では「科学的に」作られたソ連のモンスタードラゴがアナログのロッキーに破れ悪役扱いとなっていますが、今の現実はドラゴの方が普通でロッキーはたぶん勝てない。もちろん1985のプロ野球の日本シリーズみたいな大どんでん返しだって時にはありますよ。

空手もオリンピック競技の正式採用となり、選手たちはたぶんここに通っているでしょうか(未確認)。空手の動作分析などもいろいろすすんでいるのでしょうか。あと、宿泊施設には酸素濃度をメートル調節できるシステムがありました。メートル単位なので、つまり高地トレーニングですね。

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