全空連基本形の変遷

「全空連基本形」とは2年前に制定された形で、小学生が形試合で演武する形を統一しようというものです。

剛柔流の「撃砕」が基本形一、糸東流の「平安(へいあん)」が基本形二、松濤館流の「平安(へいあん)」が基本形三、和道流の「ピンアン」が基本形四、になります。

セイシャンの懸け手」の記事で、形には時代によってトレンドのような変化があると書きましたけど、ではピンアンにもやはりセイシャンのように変化があるのでしょうか?資料で検証してみましょう。

全空連基本形和道会和道流空手

左は2016年7月発行の「空手道形教範基本形」、そして右が30年前の1989年6月発行の「図解コーチ – 和道会和道流空手」を比較です。

・・・なんと、不肖私めが見た限りほとんど変化有りません。細かい注意点など両書ともまったく同じことが書いてある箇所もあります。はっきり異なる点は、初段と五段の後半の前屈立ちでの上段払い受けの腰の使い方に関する所ですね。30年前は初段も五段も同じですが、2016年の全空連基本形では腰の使い方を使い分けるように注意点が明記されています。

あと現在「八字立ち」と呼んでいる立ち方が30年前は「自然体」、「広い八字立ち」は「自護体」となっています。