泪橋空手団の特徴は競技偏重ではなく、基本・形に重点をおいたオーソドックスな練習体系です。
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主な練習の流れ
■ウオーミングアップ
「いっちにーさーんしー・・・」みたいないわゆる”準備運動”的なものではなく、運動機能を高めるようなダイナミックスストレッチを中心としたウオーミングアップをします。三角コーンやラダー等を使うったり、ボールを使ったゲームをすることもたまにあります。
■その場基本
固定基本ともいいます。空手の形の基本中の基本の技を反復することで基本技を習得します。
■移動基本
文字通り移動をしながらの基本技の練習です。その場基本にはない重心移動が加わり形の前段階として重要な基本練習です。
和道流には他流にはない独自の移動突きもあります。
■形
形は空手の中心となる練習で「空手そのもの」です。たんに技をつなげて動くだけではなく重心移動、体捌き等武道的な身体動作を習得させるための隠された意味が形には集約されています。和道流には15の形があります。
→空手の形効果とは
また、形の技の動きを実際に応用した「分解」の練習をすることもあります。分解には護身術の技もあります。
■約束組手
形で習得した武道的な動きを実際に対人相手に実用するための練習で「二人で行なう形」でもあり、中級者以上から始めます。
和道流では約束組手を「基本組手」とも言います。他流派の約束組手は追い突きで攻撃するのに対し、和道の基本組手は「夫婦手」の構えから前拳で打ち込み、引き手も大きくとらない実践的な技で行ないます。それを受けるのではなく「流す」「いなす」等の体捌きで攻撃を受け流し反撃します。1〜10本目まであり、小手返しや崩し技まであります。
■自由組手
自由に技を出し合う格闘練習です。現在は競技組手として、拳サポーターなど安全具をつけルールにのっとり安全重視でおこないます。大会前以外は基本技を反復する「打ち込み練習」や「キックミット打ち」が中心です。
→組手で使う用具類について
毎回このような手順で行なうわけではありません。人数や状況によって、練習内容や順番が変わります。